
先日のブログで,現実を目の当たりにしなくてはといいつつ,留学生の受け入れに甘んじていましたが,そうこうしているうちにまたまたアフリカから風が直接,吹いてきました。モザンビーク大統領と同国大臣のご一行が愛媛に来られました。
最近妙にアフリカついています・・・
思えば,遡ること7年前,視覚障害者向け森林教育が研究テーマとして立ち上がったときにも同じような風が吹いていたのを思い出しました・・・
さて・・・
モザンビーク政府関係者の皆様には,愛媛大学も訪問いただきました。そして,大統領懇談会に引き続き,モザンビークのアリエスB.B.アリ教育文化大臣との交流会開催されました。
テーマは「環境ESD,特に環境教育を通した持続可能な社会づくりについて語り合う」
アリ大臣からは,モザンビークにおける教育の状況,モザンビークの高等教育機関が持続可能な社会づくりに果たす役割,そして重点課題について情報を提供いただきました。
・モザンビークは独立後当時,識字率がわずか10%であったが現在は約40%まで向上している。
・独立当時ひとつしかなかった大学が,現在では公立大学15校,私立大学11校の26校まで増えていること
などをあげ,引き続き以下の点に着目して教育を重点的に実施していく必要性を説明されていました。それは,
1.教育を受ける機会を拡充すること
2.女性を含めすべての児童が教育を受けられるようにすること
3.大人も学ぶ機会をつくること(大人がさらに子どもを教育する指導者となることから)
4.高等教育の充実
高等教育の充実においては,今でも50万人の進学希望者がいるが,受け入れるための施設と教員スタッフが足りないことを挙げています。ちなみに,モザンビークが教育に振り向けている予算は国家予算の20%だそうです。
(ちなみに,文教および科学振興費は国家予算約83兆円の6.4%)
大臣からは愛媛大学との学術交流に期待する分野として,以下の農学分野,環境分野,生物分野に関わる次項を挙げました。
マラリア蚊の生態解明と制御技術の開発
自然災害への対処技術の開発
燃料としての薪採取から森林を守る方策
食料の増産と安定供給
安全な水の確保
愛媛大学としても,この期待に応えながら,先のブログでも書いたように我々もモザンビークから持続可能な社会の構築方法について学び取るという姿勢が必要だと思います。
愛媛大学長からは,アリ大臣からの提案を受けて今後,上記3分野の大学との交流を開始するとの決意表明がありました。
なお,愛媛大学からは以下の情報提供がありました。
田辺先生「有害物質によるアジア太平洋地域の環境汚染」
小林おさむ(私)「持続可能な社会づくりのための環境教育における愛媛大学の取り組み」
栗田先生「持続発展可能な社会づくりのために必要な交際交流のあり方」
関連広報へのリンク
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