2008年6月4日水曜日

生きるために学ぶ

少し遡りますが,5月31日の朝日新聞(大阪本社版)はTICADIVの総括として一面に「学ばせる 生きるため−最貧の国 村人自ら学校」,中面に特別にA-H面がつくられ,アフリカに関する網羅的な情報が掲載されていました。
※インターネット版は「アフリカ 未来へ学ぶ 共同体学校の挑戦」となっています。

私自身は,1面に教育に焦点を当てた記事が特集されていることに着目しました。なぜなら,これまで見てきた「援助」という名の行為には,とかく「募金」という側面のみが強調される傾向があると考えていたからです。援助の成果についても,募金の金額,様々なインフラ整備の達成度などの数字がおどります。

インフラ整備に比べて,教育は成果が見えにくいのは確かです。でも教育は決して,短期的な成果のみによって評価されるべきではないと考えます。教育の成果は,初期の教育を受けた次の世代にその成果が引き継がれたあとに芽を出すものだと思っています。そして,この成果が持続可能な社会の実現に結びつくのだと強く思います。

同じ朝日新聞の第6面には TICADIVの総括が掲載されています。その中に,こう記述されています。
「一方でインフラ整備などを重視するあまり,保険,教育,感染症対策など「人間の安全保障」の面がおろそかになるのではとの懸念もある」
私の目には,懸念するどころか,確実に人間の安全保障が後回しになっているように映ります。

みなさんにはどのように映っているでしょうか?



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